「私はピエロ」1983.6.14.
6月14日(火)
みーちゃん「ようちゃん見てると、あきないよー」
すーちゃん「ほら、早く"うるせーなっ!"って言ってみな!」
私「うるせーなっ!」みんな大爆笑(こんな光景、しょっちゅうなの・・・。I am just like a pierrot)
タツ「なんか…修二に似てるよ、口らへん」
すーちゃん「ねっ、そうだよね!?」
……き、きゃあ!!修二に似てる!?タツは修二と仲良かったじゃん!!そのタツから言われたら、もううれしくなっちゃうじゃん!!
* * * * * * * *
あの、修二くんは南方タミール系かと思われるような彫りの深い顔立ちをしておりまして。私とはまったく違う顔立ちなのですが、どうやら口元だけは同じような形をしていたようなのです。
それはともかく。私はこのように、人に「笑われて」長いこと生きてきました。「おもしろい」と言われれば聞こえはいいですが、私はべつに笑わせようとしてやってるわけじゃなく、ああ、また笑われた、と思うだけでした。
これがもし、人を楽しませるのが好きだとか、笑ってもらうのが好きだからお笑い芸人を目指すとかいうのならいいですが、私にそんなつもりは毛頭なく、向こうが勝手に笑っているだけ、ぐらいの気持ちでいます。
やっぱり私に、ユーモアのセンスはないと思います。本当にただ、無意識に何かしていると、向こうが勝手に面白がって笑うだけです。これが天然ボケというものなのでしょうか。
面白く話を展開させ、時にユーモアもはさんで人を笑わせる、これには才能が必要です。頭の回転の問題だと思います。しかし私の場合は、ただ単に仕草が変なのか、口調が変なのか、思考が変なのか、なんだかわかりません。
そのことについて、嬉しいと思ったことなどありませんが、長いこと笑われないでいると、あれ?と思うようにはなっていました。
さらに近年、そういえば最近あんまり人に笑われていないな、と思うことがありました。どうやら私も大人になり、普通の人のようにふるまうことを覚えたようなのです。ただ親しい人の中では相変わらずなので、おそらく私も猫をかぶらないでいると、まだ面白がってもらえるということのようでした。
ただ、ここに来て、私にとっては新記録である、勤続5年が経とうとしているのですが、最近「ヨーコは面白い」と言う同僚がちらほら現れてきました。職場に慣れて、本性を出せるようになってきたからだと思います。