「母ちゃんが手紙読んでた」1983.4.21.
4月21日(木)
部活んとき、仁(注:担任の先生)が「ようこちゃん」なんつって来て、「昨日、保護者会にお母さん来てたな。なんか言ってた?」って言うから、私「あ、今ケンカしてるから、口きいてないの」。
だって、おとといの夜かな。寝てたら、夜中にガサゴソ音がするから起きたら、母ちゃん、私の机の上の、えっちゃんからの手紙読んでんだもん!
「やめてよー勝手に読まないでよー!」って言って泣いたら、「ああ、泣け泣け!」と言って、下に降りていった。
あれから、まともに口きいてないんだ。
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ああ~、ごめんなさい! 私も娘の部屋に立ち入って、手紙などを盗み読みすることがあります。
たたんでやった洗濯物を、娘のベッドの上に置くことになっているので、娘も私が部屋に入ることは知っています。リビングなどに散らかした娘の私物も、私が部屋に持っていっていいことになっていますし、ゴミを集めていて目に付いてしまった、なんてこともあります。
じゃあ極秘ってわけじゃないのよね・・・というのは、もちろん私の言い訳です。
親が子供の手紙を無断で読むことは、確かに許されることではありませんよね・・・。私もやられて、心底、母親を憎みました。なのに自分も同じことを娘にしている・・・。もしも本人にばれたら、平謝りするしかありません。
ただ私は、本人が知らない限りは、まあ許容範囲ではないかと思うのです。読んでいる現場を見られないのは大前提、さらに内容を知っているという事実が悟られるようなことを本人には言わない、これは鉄則です。
何事もなかったかのように振舞いながら、気遣いはする。それなら、こっそり読んだことも、まあ役に立つと言ってはいけないでしょうが、それなりに意味があるのではないかと。
これも娘のことが心配がゆえなんですよ~なんて、やっぱりきっと本人は許してくれないだろうな。