まだ若いけど・・・遺品整理します

12歳の頃から書いてきた日記が、たまりにたまって400冊。処分する前に、かつての熱い想いをブログ上に残しておこうと思いました。

「告白された」1983.3.9.


3月9日(水)
 ドキドキしています。とても勉強なんてできる状態ではありません。なんか涙が出てきそう。うれし涙か、くやし涙か。
 ああ、ともかく、こんな時はどうすればいいのですか。
(中略)
 そして夜、問題の電話がかかってきた。岩田からだよ。なんて言ったと思う?「新島、お前のこと好きだから、つきあいたいんだって」
 はじめ、夢、いや、ふざけてると思ったの、マジで。でも、なんか、本当みたいなんだよ。
 いちおうその時は、「きらいじゃないけど、つきあうなんて改まって言われても。。。別に、いつもしゃべってるし、そんな。。。」なんて慌てふためいて、あいまいに答えたら、それを新島に伝えたらしくて、今度は新島本人から電話がかかってきたんだよー。土曜日までに返事くれ、なんて言われてさ。
 もう、どうしようー


 ふるえてます。涙が出そうです。
 新島って、ご存知、去年までは好きだったけど、それがみんなにばれちゃって、その後、わたしの気持ちがさめていった、という子です。正直いって今、新島のきらいな点ばかりがうかんできちゃう。いちおう明日、ゆみこなんかに相談してみるけど、「きらいじゃないけど、つきあえない。好きな人がいるから。これからも仲良くしてね」と答えるつもり。
 そう、修二に言われたかった。。。これが修二に言われてたら、どんなにうれしかったか。。。つい先週も修二のこと思い出して大泣きしたばかりなのに。
 だってさあ、新島、本気だなんて思えないよ。今までの行動見たって。4組の川野さんや、さっちゃんの方をずっと向いてるように見えるよ。最近わたしのことはかまってくれなかったし。
 いや。。。いやだあ。つきあいたくない。
 もう男女交際できる年ごろだなあ~なんて思ってはいたけど。確かにイヤではない。生まれて初めて、私のこと好きって言ってくれる人にめぐり逢えたから。でも、私は好きじゃないのに、つきあったら、向こうがかわいそうじゃん。


* * * * * * * * * *


 この件はとんと忘れていました。やっぱり日記は書くものですね。いやあ懐かしいです。
 修二くんへの想いが燃え上がって以降、新島くんは、ただのクラスメイトでした。なので、この日の出来事はまさに、寝耳に水。悩んだ末、友達に私の気持ちを伝えてもらいました。そのとき彼は、本当は1年の時から好きだった、俺のこと好きってばれたとき嬉しかった、でもずっと心の奥にしまっておいた……と言っていたそうです。
 しかし今回いちばん私が驚いたのは、「高橋ってけっこう人気あんだぞ」と新島くんが言っていた、という箇所です!
 私は「思う人には思われず、思わぬ人に思われて」専門だと確信していて、片想いの経験が豊富なのです。が、まさかそんな事実(?)があったとは!
 このことについて、もうちょっとよくよく考えていたなら、その後の人生も少しは変わっていたかもしれません。自分のことを、とにかくダメダメと思っていたので。
 しかし実際は、そんなことすぐに忘れて、再び「修二が忘れられない」だの、「会いたい」だの、うじうじ言っているだけでした。


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